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僕はサスペンス映画を見るのが好きなんですけど、こんな場面がよくあります。事件現場に居合わせた犯人らしき人が「怪しいもんじゃありません、信じてくださいよ」みたいなセリフを言い、証人らしき人は「お前みたいなどこの馬の骨かもわからねーやつを、どうやって信じるんだよ。ふざけるな」って大体返しますよね。そりゃそうだって思うわけです。初めて出会って「うん、君は信じてもいいよ」なんて言うわけがありません。だって、名前も知らないんですから。
なぜこんな話をしたかと言うと、いま僕らをとりまく世界も「僕は怪しいもんじゃありません、信じてくださいよ」で溢れているな~と思ったからです。ネット販売やSNSは当たり前で、企業のwebサイトも基本はこの「信じてくださいよ」の連呼ですよね。権威付けをしてみたり、大企業との実績を大きく叫んでみたり、時にはありもしない取引を実績にしてみたり、信用を得るというのはなかなか大変なのですね。
おっと、企業の信用に話が言ってしまいました。個人の話に戻しますと、SNSという現場では、多くの「いいね」が欲しければフォロワーを増やさないと「いいね」は増えません。
そのフォロワーも怪しい人にはつかないですよね。フォロワーなんかいらないよ、オレはオレで好きなこと言えれば良いんだよ。なんて人はいないですよね。そもそもSNSをするってことは『僕はここにいるよ、ねえ、話を少しでもいいんで聞いてくれない?』ってことなんで、フォロワーがいないと誰にも知られないってことになりますしね。今ではそのフォロワーの数がビジネスにつながりますから、みんな一生懸命、投稿しているわけで。

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